投球などの動作がきっかけとなり発症する肩関節障害の総称です。10歳以降の野球などのスポーツを強い強度で行う方に多くみられます。主に動作中の疼痛が生じます。
肩関節の組織への持続的な負担による微細損傷・摩耗であり、損傷部位は腱・腱板、関節包、関節唇、靭帯など多岐にわたります。特に成長期は骨や腱・靭帯の強度が未成熟であるにもかかわらず、部活動などにより運動強度が上がるため発症しやすくなります。
当院ではX線、超音波エコー、MRI検査にて複合的に判断して診断致します。
薬物療法及びリハビリが実施されます。靭帯、関節軟骨などの重度な損傷を認めた場合、他院での手術を推奨する場合もあります。