40~60歳代に多く発症します。肩・腕・手、進行すると下肢にもしびれや痛み、運動障害が生じます。主に神経根症は腕の神経、頚髄症は首より下の全身の神経に影響します。神経へのダメージが長期に及ぶと神経症状の改善が困難となることがあります。
頸椎にあるクッションの役割を果たす椎間板が変性して後方に膨らむことで、そこを通る神経根や脊髄が障害を受けることが原因となります。頸椎とその椎間板は加齢や長時間・長期間の不良姿勢、首の過剰な運動、交通外傷などにより負担を受けることで変性しやすくなります。
主に当院ではMRI検査を行います。
治療の開始時は運動・徒手療法、生活指導のリハビリを実施します。リハビリによる症状の改善を認めず、疼痛による生活制限や、上下肢筋に運動麻痺などの症状を認めた場合、他院での手術療法を推奨することがあります。