日本における腰痛症状を有す方は3,000万人程度であるとの試算があります。急性腰痛の症状は、腰に軽くズキッとくる痛みを感じる程度から、歩行困難になるくらい痛みを感じる程度など、人と状況によって様々です。
脊椎にある椎間板、軟骨や脊椎周囲の靭帯・筋膜、筋肉といった脊椎を支える軟部組織の損傷が原因です。朝起きあがった直後や、重いものを持つとき、靴下をはくときなど動作中に発症することがほとんどです。
X線で骨折の有無なども確認しますが、軟部組織の損傷はX線では判別できません。損傷も微細なことが多いため、軟部組織の判別が可能なMRIでも損傷部位は判別困難な場合が多いです。基本的には発症時の様子と症状などの理学的所見から診断されます。
治療の開始時は鎮痛目的の薬物療法と徒手療法、生活指導のリハビリを実施します。薬物療法、リハビリテーションを中心に提供いたします。