どんなことにお困りですか？

脱臼

概要（疫学、症状）

脱臼は、関節の骨が正常な位置から外れた状態です。最も一般的な脱臼の部位は肩関節、肘関節、指関節、股関節などです。症状には激しい痛み、関節の変形、腫れ、動かせないことが含まれます。

原因

脱臼の原因は、主に次のようなものがあります。

強い外力：
転倒や交通事故などで強い力が関節に加わると、骨が正常な位置から外れることがあります。

スポーツ中の衝撃：
スポーツをしている最中に強い衝撃が加わったり、関節をひねったりすることで脱臼が発生します。

関節の過度な捻り：
急激な動きや不自然な方向に関節を動かすことが原因です。

関節弛緩性：
もともと関節が緩い人や、以前に脱臼を経験したことがある人は再脱臼しやすいです。

検査・診断

当院では、脱臼の診断にX線検査やMRIを用いて、関節の位置や周囲の組織に損傷がないかを確認します。徒手検査も行い、関節の状態を総合的に評価します。

治療

脱臼の治療は、次のような方法が取られます。

徒手整復：
脱臼した関節を元の位置に戻す操作を行います。

安静固定：
関節を元の位置に戻した後、安静にし、ギプスやスプリントで関節を固定します。

リハビリテーション：
筋力と関節の安定性を回復させるための運動が行われます。これには、筋力トレーニングやストレッチ、バランス訓練が含まれます。

手術：
靭帯や関節の損傷がひどく、整復操作やリハビリで改善しない場合には手術が必要となることがあります。手術が必要な場合は専門病院へ紹介いたします。

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