診療内容

インソール外来のご案内 〜快適な歩行への第一歩〜

  • 外来日:
    第2、第4月曜日 午前
  • 予約制:
    ご予約希望の方は受付までご相談ください

事前に医師の診察とレントゲン撮影等が必要となります。

インソール外来のご紹介

インソールとは、靴の中に入れる中敷きのことです。当院では、足の健康を守るために、治療手段として一人ひとりの足に合わせたオーダーメイドの医療用インソールを作製しています。

足は身体の土台であり、日常生活で常に体重の負荷を受けています。この負荷により、足のアーチが崩れると、外反母趾、扁平足、足底筋膜炎、足首の痛み、胼胝(たこ)など、さまざまな足のトラブルを引き起こします。さらに、土台の崩れは足だけでなく、膝や股関節にも負担をかけ、痛みを引き起こす原因となります。

このような足や膝のトラブルを治療するためには、足のアーチを支え、足部を正しい位置に矯正するインソールの使用が効果的です。インソールを使用することで、足のトラブルや膝の問題を改善し、健康な歩行を維持することに期待ができます。

健康に長く歩き続けるために、私たちは足部から患者様をサポートします。足のトラブルやご不安な点がありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

インソール外来の紹介

※インソールの作製には医師の診察・処方が必要となります。

インソール外来の流れ

  • 医師診察

❶診断(処方)・レントゲン検査

[インソール外来のご予約・受付にて承ります]


❷インソール外来(第2、第4月曜日 午前)

  • 担当スタッフによる足部検査・身体機能評価・動作解析・運動テスト
  • インソールの型取り

[型取りから2週間]


❸インソールお渡し

  • フィッティング確認
  • リハビリテーション

[お渡しから1ヶ月後]


❹フォローアップ

  • 必要に応じインソール調整

インソール外来は予約制となります

対象となる足のトラブルの例

  • 扁平足(土踏まずが低い)
  • 外反母趾(親指の変形・痛み)
  • 強剛母趾(親指の痛み)
  • 中足骨頭痛症(足裏の痛み)
  • 凹足(ハイアーチ)
  • 足底筋膜炎(かかとの痛み)
  • モートン病(足指のしびれ・痛み)
  • 有痛性外脛骨(足の内側の痛み)
  • 足底胼胝(タコの痛み)
  • 後脛骨筋機能不全
  • 足関節捻挫、靭帯損傷(外くるぶし周囲の痛み)
  • 足根洞症候群(外くるぶし周囲の痛み)
  • 足根管症候群(足裏のしびれ、内くるぶし周囲の痛み)
  • リスフラン関節症(足の甲の痛み)
  • 変形性足関節症(足首の痛み)
  • 変形性膝関節症(膝の痛み)
  • 変形性股関節症(股関節の痛み) 等

足が痛くなるのはなぜか?

足が痛くなる原因は多岐にわたりますが、足の機能や骨格(アライメント)の影響は大きく、足のトラブルの原因となることが多いです。

足の骨格はトラス構造といい、縦・横に円柱状にアーチを形成しています。体重がかかるとアーチは低くなり、衝撃を吸収する機能を有しています。歩行の中で足は衝撃吸収と蹴り出す(推進)を絶えず繰り返していますが、アーチ構造が崩れてくると、この機能が衰え、蹴り出しが十分にできなくなります。

アーチ構造の崩れは踵〜つま先まで様々な悪影響を及ぼし、痛みなどの症状を引き起こします。

正常な内側アーチ¥
崩れた内側アーチ

インソール治療の効果

インソールの装着により足部を立体的に保持し、矯正をする事が可能です。踵の傾きを適正に保ちながらアーチを支え、足部の機能に合わせた設計にすることで、種々のトラブルに対応する事が可能です。

本来あるべき足のポジションに矯正することは、足部にかかる負担を取り除くだけでなく、足の機能を引き出すことが可能です。

インソールの効果 正常な内側アーチへ補正

扁平足(アーチの低下)によって起こる足のトラブルの代表例

外反母趾、内反小趾

症状:

母趾の付け根の痛み・赤み、靴ずれ、運動障害(歩きにくさ)等

原因:

アーチの低下により前足部が扇状に広がりやすくなります。母趾の付け根と小指の付け根は外側に出っ張りやすくなります。関節の咬み合わせがずれることで母趾の痛みが生じます。

アーチが崩れる 前足部が潰れ扇状に広がる 母趾の変形が進行する

外反母趾、内反小趾

強剛母趾

症状:

母趾の付け根の痛み、母趾の拘縮(硬さ)、運動障害(歩きにくさ)等

原因:

アーチの低下に加えて母趾の関節の咬み合わせがずれることで、母趾の動きを阻害しします。その結果、付け根には関節の中で骨同士が圧迫され、炎症を起こすため痛みが生じます。炎症は繰り返すことが多く、徐々に変形も進行していきます。

アーチが崩れる 母趾の咬み合わせが悪くなる 炎症が生じる・母趾の変形が進行する

足底腱膜炎

症状:

歩行時のかかとの痛み、朝一一歩目のかかとの痛み

原因:

アーチの低下に伴い、足底部を支えている足底腱膜が引っ張られやすくなります。荷重が加わることで足底腱膜の付着部にストレスがかかり、かかとの痛みが生じます。アキレス腱の硬さなども症状を増悪させるため、運動療法との併用が大切です。

アーチが崩れる 足底腱膜が伸長される 起始部が炎症を起こす

足底腱膜炎

リスフラン関節症

症状:

歩行時(荷重時)の足の甲の痛み

原因:

アーチの低下に伴い中足部(リスフラン関節)には局所的なストレスが集中し負担がかかります。しばしばレントゲンでみると骨棘(骨の棘)といった特徴的な所見が見られることもあります。

アーチが崩れる リスフラン関節に圧迫するストレスが集中 関節に炎症を起こす

リスフラン関節症

胼胝(タコ)、鶏眼

症状:

足底の痛み

原因:

内側アーチ構造の崩れは前足部の横アーチ崩れを誘発し、骨頭部(骨の出っ張り)に圧力が集中しやすくなります。加えて足趾の変形が伴うことで、適切な荷重分散ができなくなり足底の皮膚に圧力が集中することで、胼胝や鶏眼が発生します。処置で削ることで一時的に緩和しますが、原因である足の圧力が変わらない限り再発を繰り返します。定期的なケアと荷重分散のために骨格を矯正することが大切です。

アーチが崩れる 前足部アーチが崩れる・足趾(あしゆび)が変形する 圧の分散が困難となる

胼胝(タコ)、鶏眼

モートン病(足趾のしびれ・痛み)

症状:

3-4趾の痺れ・痛み

原因:

足趾には趾間神経が通っています。横アーチが崩れると横アーチが船底様に崩れることで荷重時に神経を圧迫してしまします。繰り返しストレスがかかると神経に炎症を起こし、ズキッとした痛みや痺れが伴うようになります。

横アーチが崩れる 趾間神経を圧迫 炎症が生じ、痛み・痺れが出現

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診療時間

午前 9:00~12:00
午後 15:00~18:30
(水曜日・日曜日・祝日休診)
※土曜日は午前診療のみ

  • 診療予約はありません、お気軽にお越しください
  • MRI予約希望の方はお電話でお問い合わせください
  • 通院中の方のリハビリ予約は可能です

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